2007年 10月 31日
飛騨路 郡上市八幡町(1) 水のまち |
行ったは良いけど、歩き詰め、運転しっぱなしで疲れ果てて、寝て起きたら日付が変わっていたというオチ。体力ないなぁ(笑)
というわけで、飛騨・郡上八幡まで行ってきました。片道1時間と10分。思ったより近い…のでしょうか(約90キロ)。1時間程度で行ける範囲だと、天気を見てから行く・行かないを決められるので、非常に都合がいいですね。
まずは郡上市役所八幡分庁舎の駐車場から。ブタベは基本的に下調べをしないで出かけるので、いつも観光案内所からスタートになります(大体役所の中なので、駐車場代いらないし)。
車から出てまずびびるのが、城の位置。町の中心を流れる吉田川の向こう側、八幡山の頂上に天守閣が…。山城とは聞いていましたが…正直こんな位置にあるとは。岐阜城もそうですが、戦国の殿様はとんでもないところに城を作るものです。
ちなみに、この城の攻城戦があったのは史上1回だけ。慶長5年というからもう戦国も終わってますね。難攻不落という以前に攻める場所でなかったか(尾根伝いに逃げられる山ではないので、包囲されたら終わり。ということで、敵軍が来る前に勝負を決することが必要になります)、もしくは戦略上の重要な土地でなかったかのどちらかかな。それではなぜこんな土地に天守閣まで造るのか…郡上四万石も結構謎です。
まちの中心部にある八幡旧庁舎。レトロな外装と内装が見ていて楽しいです。
すぐそばにいわゆる『新橋の飛び込み』で有名な新橋があるのですが(毎年夏に放送されるので知っている方も多いかと思います)、川面まで12メートル…遊びで飛び込む高さではないです。今も昔も、少年から大人になる通過儀礼として行われているそうですが…良かった、八幡に生まれなくて(^^;
郡上八幡といえば『水』ということで、史跡『宗祇水』です。
きれいに掃除はされていますが、パッと見、あまり使われている風ではありません。新聞広告でよく使われる水の使い分けとかはもう天然記念物同様なのでしょう。
『宗祇水奉賛会』が保存に努めている、と観光協会でもらった資料にはありますが、わざわざ『保存に努め』なければ保存できないということは、実際のところ、そういうことなのだと思います。これは良い悪いではなく、ブタベは観光対象とはそういうものという認識でいつも歩いてます。歴史屋としてはかなり間違ってますが。
今日の町屋もそうなのですが、『観光地』に過度の期待をすると無駄に裏切られるので、しょっぱなから冷めた目線で行くのが悪い癖です。今までで、たった一つ裏切られなかったのが鹿苑寺金閣なんですけどね~(笑)
職人町の通りから。防火用のバケツ、八幡町全体で統一された和歌の飾り…こういうのは見ていて楽しいですね。
ちなみに、少なくとも、見た目だけは大正時代のレトロな街並みが残されている通りです。さすがに海野宿のような、昔からの建物を残すのは難しいのでしょう。その代わり、特に重点地域として規制がかかっているわけでもないのに、通りの住人全体が、そういう雰囲気を壊さないような外装を維持している、というのはこの時代にあってすごいと思います。
町の中心部に戻って『やなか水のこみち』。これまたハリボテ…なんですが、まぁ…いいや(^^; 柳が生い茂る夏の季節に来たらとても良い通りになりそうですね。
というわけで、下の(2)に続く。なんかケチばっかりつけているような気もしますが…。
というわけで、飛騨・郡上八幡まで行ってきました。片道1時間と10分。思ったより近い…のでしょうか(約90キロ)。1時間程度で行ける範囲だと、天気を見てから行く・行かないを決められるので、非常に都合がいいですね。
まずは郡上市役所八幡分庁舎の駐車場から。ブタベは基本的に下調べをしないで出かけるので、いつも観光案内所からスタートになります(大体役所の中なので、駐車場代いらないし)。
車から出てまずびびるのが、城の位置。町の中心を流れる吉田川の向こう側、八幡山の頂上に天守閣が…。山城とは聞いていましたが…正直こんな位置にあるとは。岐阜城もそうですが、戦国の殿様はとんでもないところに城を作るものです。
ちなみに、この城の攻城戦があったのは史上1回だけ。慶長5年というからもう戦国も終わってますね。難攻不落という以前に攻める場所でなかったか(尾根伝いに逃げられる山ではないので、包囲されたら終わり。ということで、敵軍が来る前に勝負を決することが必要になります)、もしくは戦略上の重要な土地でなかったかのどちらかかな。それではなぜこんな土地に天守閣まで造るのか…郡上四万石も結構謎です。
すぐそばにいわゆる『新橋の飛び込み』で有名な新橋があるのですが(毎年夏に放送されるので知っている方も多いかと思います)、川面まで12メートル…遊びで飛び込む高さではないです。今も昔も、少年から大人になる通過儀礼として行われているそうですが…良かった、八幡に生まれなくて(^^;
郡上八幡といえば『水』ということで、史跡『宗祇水』です。
きれいに掃除はされていますが、パッと見、あまり使われている風ではありません。新聞広告でよく使われる水の使い分けとかはもう天然記念物同様なのでしょう。
『宗祇水奉賛会』が保存に努めている、と観光協会でもらった資料にはありますが、わざわざ『保存に努め』なければ保存できないということは、実際のところ、そういうことなのだと思います。これは良い悪いではなく、ブタベは観光対象とはそういうものという認識でいつも歩いてます。歴史屋としてはかなり間違ってますが。
今日の町屋もそうなのですが、『観光地』に過度の期待をすると無駄に裏切られるので、しょっぱなから冷めた目線で行くのが悪い癖です。今までで、たった一つ裏切られなかったのが鹿苑寺金閣なんですけどね~(笑)
ちなみに、少なくとも、見た目だけは大正時代のレトロな街並みが残されている通りです。さすがに海野宿のような、昔からの建物を残すのは難しいのでしょう。その代わり、特に重点地域として規制がかかっているわけでもないのに、通りの住人全体が、そういう雰囲気を壊さないような外装を維持している、というのはこの時代にあってすごいと思います。
町の中心部に戻って『やなか水のこみち』。これまたハリボテ…なんですが、まぁ…いいや(^^; 柳が生い茂る夏の季節に来たらとても良い通りになりそうですね。
というわけで、下の(2)に続く。なんかケチばっかりつけているような気もしますが…。
by scluge
| 2007-10-31 04:35