2005年 10月 29日
風合瀬、と書いて、かそせ、と読む… |
青森の地名のこんな書き出しで始まる1999年8月29日付の天声人語。人語子(栗田亘氏)は『(西津軽のこの海上が)東西より吹く風の交差点に当たる』という由来を紹介しならがら『なんときれいな地名があるのかと驚いた』と、偶然であった地名への感動を伝えている。
私にとっても地名という存在は、その名前だけで歴史を感じさせてくれて、色々な想像を掻き立てる魅力に満ちています。知性、人間、伝説・・・そうした、土地と人の関わりの中から生まれる地名はなんとも楽しく、また旅の導き手にもなってくれます。それが先日からの鬼無里村との関わりであったりするのですが。
同じ記事の中に四方田犬彦氏の言『本物はたいがいの場合、小さく、退屈で、魅力を欠いているように感じられるのだ』をひいて、『無理にでも感動を探そうとしている自分に気づくことが、そういえばあった』と書いている。あまりにも自分にも当てはまることで、ここのところ、上田近辺を巡る中で、そうした気分はなかっただろうかと反省すること仕切り。
そうした思いも含めて『けれども本物に、思いがけず出くわすこともある…旅は、やはり、いい』と結ぶ。
ああ、読書の旅もいいものだ。
私にとっても地名という存在は、その名前だけで歴史を感じさせてくれて、色々な想像を掻き立てる魅力に満ちています。知性、人間、伝説・・・そうした、土地と人の関わりの中から生まれる地名はなんとも楽しく、また旅の導き手にもなってくれます。それが先日からの鬼無里村との関わりであったりするのですが。
同じ記事の中に四方田犬彦氏の言『本物はたいがいの場合、小さく、退屈で、魅力を欠いているように感じられるのだ』をひいて、『無理にでも感動を探そうとしている自分に気づくことが、そういえばあった』と書いている。あまりにも自分にも当てはまることで、ここのところ、上田近辺を巡る中で、そうした気分はなかっただろうかと反省すること仕切り。
そうした思いも含めて『けれども本物に、思いがけず出くわすこともある…旅は、やはり、いい』と結ぶ。
ああ、読書の旅もいいものだ。
by scluge
| 2005-10-29 23:56
| 旅録