2006年 04月 12日
続・旧ユーゴ ≪ハーグ裁判所≫ |
以前、ミロシェビッチ死去絡みでエントリーを書いた後ずっと引っかかっていたのが、『旧ユーゴに関してハーグ法廷の意味』でした。
いわゆる国内で国民を裁くことは、国家の権威が根拠になると思う(法学を真面目にやってないので推測です)のですが、さて、国家元首を国際社会が訴追することはどういうことなのか。国際連合にそれをするだけの強制力と根拠があるのか…結構微妙な話だったような気がします(訴追当時は)。
そんなことを考えていたのですが、今朝方、COOL ONLINEのサーバに残しておいた国連情報誌SUNのデータを見つけたので読んでみると…なんともややこしいことになっていた模様。
オフィシャルページ:SUN Special Edition Commentary 2000/01/05【旧ユーゴスラビア国際刑事裁判所】
バックアップ:http://asrada.srv7.biz/sun1.html(オフィシャルは見づらいので個人用。クレームが来たら消します)
最下段の「今日の一言」にもありますが、このハーグ法廷はあくまで個人の刑事責任を訴追するものです。
さて、ミロシェビッチの行為はここで言う告発対象になるのかどうか。国際社会の目から見れば明らかに大罪人です。でも、別の面で見れば自民族を守るための政治的行為とも取れる。そして、彼の『犯罪行為』を止めるために行ったNATOの空爆という『戦争中の残虐行為』はなぜ糾弾されないのか。この辺に今の国際社会の矛盾が残っています(暴力を止めるための暴力は是認されるのかどうか、ということです)。
その矛盾がいまだブッシュJr.の暴走を許していると私は考えています。
国連の価値や必要性、国際社会の中での位置を否定する気は毛頭ありません。でも、一定の区切りをもって、『正義』を旗印にする者(国連であり、安保理であり、そして憲章そのもの)に問題が無かったか問い直す必要もあるのかもしれません。
それにしても国連情報誌SUNブログ対応版を見ると、相変わらず国連は苦労しているなぁ、と思ってしまうのです。
いわゆる国内で国民を裁くことは、国家の権威が根拠になると思う(法学を真面目にやってないので推測です)のですが、さて、国家元首を国際社会が訴追することはどういうことなのか。国際連合にそれをするだけの強制力と根拠があるのか…結構微妙な話だったような気がします(訴追当時は)。
そんなことを考えていたのですが、今朝方、COOL ONLINEのサーバに残しておいた国連情報誌SUNのデータを見つけたので読んでみると…なんともややこしいことになっていた模様。
オフィシャルページ:SUN Special Edition Commentary 2000/01/05【旧ユーゴスラビア国際刑事裁判所】
バックアップ:http://asrada.srv7.biz/sun1.html(オフィシャルは見づらいので個人用。クレームが来たら消します)
最下段の「今日の一言」にもありますが、このハーグ法廷はあくまで個人の刑事責任を訴追するものです。
さて、ミロシェビッチの行為はここで言う告発対象になるのかどうか。国際社会の目から見れば明らかに大罪人です。でも、別の面で見れば自民族を守るための政治的行為とも取れる。そして、彼の『犯罪行為』を止めるために行ったNATOの空爆という『戦争中の残虐行為』はなぜ糾弾されないのか。この辺に今の国際社会の矛盾が残っています(暴力を止めるための暴力は是認されるのかどうか、ということです)。
その矛盾がいまだブッシュJr.の暴走を許していると私は考えています。
国連の価値や必要性、国際社会の中での位置を否定する気は毛頭ありません。でも、一定の区切りをもって、『正義』を旗印にする者(国連であり、安保理であり、そして憲章そのもの)に問題が無かったか問い直す必要もあるのかもしれません。
それにしても国連情報誌SUNブログ対応版を見ると、相変わらず国連は苦労しているなぁ、と思ってしまうのです。
by scluge
| 2006-04-12 07:44
| 社会一般