2006年 07月 29日
白球の夏 高校野球選手権愛知県予選 【春日丘高校 対 東邦高校】 |
昨日は急にお休みになってしまったので、岡崎市営球場まで県予選観戦に行ってきました。
まぁ…スコアを見ていただければお分かりになると思うのですが、とんでもないシーソーゲームになりました。もう8回以降は常にランナーが得点圏にいる状態で、どっちが先に0点に押さえ込めるか、という勝負に。
延長11回裏、春日丘の桜井選手の放った三塁打…あと一歩でランニングホームラン…。三塁を蹴ったあとはもうスタンド全員が総立ち、そしてアウト…主審のコール(このジェスチャーが素晴らしいアクションでした)で一瞬静まり返ったあと悲鳴と安堵と、そしてまだ続く試合への思いで色々ざわめいたあの時間、スタンドにいないと分かりません。スタジアムの一体感、高校野球の醍醐味ですねー。
それにしても、試合開始午前10時から試合終了午後1時40分まで…死闘を戦い抜いた両校選手たちもそうですが、確実な判定を行った審判団(主審:袮宜田)も本当にお疲れ様でした。選手たちは交代できますけど、審判はよほどのことがないと代われませんからねぇ…。
野球場に行くと、常に審判に注目する癖があります。この展開で、審判は何を考えながらグラウンドに立っているんだろう、と。彼らはもちろん野球経験者なわけですから、それなりに試合展開を考えつつやっていると思うんですよね。プロ野球の審判の著書はいくつかありますが、高校野球等で地道に審判をやっている人たちの思いを纏めた本とかもあったら面白いなぁ、と思うのです。
試合開始直後。このときはまさかこんな熱戦になるとは思いませんでした。準々決勝ともなると、どの試合を見ても満足できますね。
12時前後のスタンド。12時半試合開始予定が、優勝候補筆頭・愛知工業大学名電高校の試合ということで、それ目当てのお客様も大分いました。…が、その予定時刻から1時間以上も第1試合は続くのです。
12回裏、押し出し四球によって熱戦も決着。しばらく立ち上がれなかった東邦高校のキャッチャー、小池君がとても印象的でした。彼はミーティング後に球場から出たあともしばらく泣いていました。
球場の外で、東邦高校の解散式に偶然出会ったので、ずっと見てました。かなり遠かったので監督さんの声が聞こえづらかったのですが、いくつか印象に残った言葉がありました。
(第一声)
「まずは、全員、お疲れさん。(回りを見回して)昨日もそうだったが、応援してくれた補欠のみんなの声援のおかげでこういう試合になった(昨日の対豊川高校戦、7点差を逆転したのです)」
(試合経過を少し語った後)
「こういう形になって負けたわけだけど、負けたということは何かが足りなかったということだ。俺も反省してる」
(いったん解散し、三年生だけを集めて)
「これで、お前たちの野球は終わったわけだけど、まだ学生生活は終わっていない」
大体こんな感じの言葉が聞こえてきました。
東邦は関東でも名の聞こえた愛知県私立校の雄。だから、やっぱり監督さんにも選手たちにも色々な人の期待がのしかかって…それでも戦い抜かねばならないのが、高校野球なのかなぁ、と。
本当は第二試合も見たかったのですが、第一試合でのあまりの暑さにダウンして帰りました。日焼けで肌がまっかっかになってしまいました(普段昼間は寝てますからねぇ)。で、名電高校は7-0で7回コールド勝利。このまま決まりか、それとも残った他の3チームがどうにかするのか。
それにしても、スタジアムに行くからにはやっぱり望遠レンズ付きのカメラがほしいなぁ、と思いつつ。
【28日 岡崎球場第一試合 結果】
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 計
東邦 0 0 2 0 0 0 0 0 4 0 1 0 7
春日丘 0 0 0 0 2 0 0 2 2 0 1 1 8
(延長12回)
まぁ…スコアを見ていただければお分かりになると思うのですが、とんでもないシーソーゲームになりました。もう8回以降は常にランナーが得点圏にいる状態で、どっちが先に0点に押さえ込めるか、という勝負に。
延長11回裏、春日丘の桜井選手の放った三塁打…あと一歩でランニングホームラン…。三塁を蹴ったあとはもうスタンド全員が総立ち、そしてアウト…主審のコール(このジェスチャーが素晴らしいアクションでした)で一瞬静まり返ったあと悲鳴と安堵と、そしてまだ続く試合への思いで色々ざわめいたあの時間、スタンドにいないと分かりません。スタジアムの一体感、高校野球の醍醐味ですねー。
それにしても、試合開始午前10時から試合終了午後1時40分まで…死闘を戦い抜いた両校選手たちもそうですが、確実な判定を行った審判団(主審:袮宜田)も本当にお疲れ様でした。選手たちは交代できますけど、審判はよほどのことがないと代われませんからねぇ…。
野球場に行くと、常に審判に注目する癖があります。この展開で、審判は何を考えながらグラウンドに立っているんだろう、と。彼らはもちろん野球経験者なわけですから、それなりに試合展開を考えつつやっていると思うんですよね。プロ野球の審判の著書はいくつかありますが、高校野球等で地道に審判をやっている人たちの思いを纏めた本とかもあったら面白いなぁ、と思うのです。
試合開始直後。このときはまさかこんな熱戦になるとは思いませんでした。準々決勝ともなると、どの試合を見ても満足できますね。
12時前後のスタンド。12時半試合開始予定が、優勝候補筆頭・愛知工業大学名電高校の試合ということで、それ目当てのお客様も大分いました。…が、その予定時刻から1時間以上も第1試合は続くのです。
12回裏、押し出し四球によって熱戦も決着。しばらく立ち上がれなかった東邦高校のキャッチャー、小池君がとても印象的でした。彼はミーティング後に球場から出たあともしばらく泣いていました。
球場の外で、東邦高校の解散式に偶然出会ったので、ずっと見てました。かなり遠かったので監督さんの声が聞こえづらかったのですが、いくつか印象に残った言葉がありました。
(第一声)
「まずは、全員、お疲れさん。(回りを見回して)昨日もそうだったが、応援してくれた補欠のみんなの声援のおかげでこういう試合になった(昨日の対豊川高校戦、7点差を逆転したのです)」
(試合経過を少し語った後)
「こういう形になって負けたわけだけど、負けたということは何かが足りなかったということだ。俺も反省してる」
(いったん解散し、三年生だけを集めて)
「これで、お前たちの野球は終わったわけだけど、まだ学生生活は終わっていない」
大体こんな感じの言葉が聞こえてきました。
東邦は関東でも名の聞こえた愛知県私立校の雄。だから、やっぱり監督さんにも選手たちにも色々な人の期待がのしかかって…それでも戦い抜かねばならないのが、高校野球なのかなぁ、と。
本当は第二試合も見たかったのですが、第一試合でのあまりの暑さにダウンして帰りました。日焼けで肌がまっかっかになってしまいました(普段昼間は寝てますからねぇ)。で、名電高校は7-0で7回コールド勝利。このまま決まりか、それとも残った他の3チームがどうにかするのか。
それにしても、スタジアムに行くからにはやっぱり望遠レンズ付きのカメラがほしいなぁ、と思いつつ。
by scluge
| 2006-07-29 11:36