2006年 11月 05日
東海道・新居(今切)関所 |
先日行った浜名湖畔の新居町の今切関所から記録用に三枚。一枚目は関所の陣屋跡。今は浜名湖との間に東海道本線が走ってますが、昔はここまで湖が迫っていて、ここで船から人を降ろして取り調べをしたとか。
国指定の重文なだけあって、しっかりと保存されていました。いつまでもこういう建物は保存されていてほしいですね。観光客がまったくいなかったので、12畳の畳部屋でしばらく寝転んでました(ホントは禁止です)。
館内閲覧の浜名湖周辺図(確か江戸前期)。今とはだいぶ違う形で洪水やら大地震やらの影響がありあり見られますね。赤い丸は村の名前を囲ったもの。ホントはこの村一つ一つ文書を調べたいくらいなのですが、まぁ、それは浜松市内の店舗に飛ばされたときにでも。
100メートルほど西に歩いたところにある旅籠紀伊国屋(脇本陣)。江戸260年間一度も血筋が絶えなかったというのがすごいですね。そして昭和30年まで旅籠として営業していたという…(後継者がいなくなってやめたらしいですが)。良くぞ残っていた、というくらいしっかりした建物です。『浪花講』について色々と調べられたので、なかなかに満足です。中山道では見られなかったので、東海道が中心だったのかな…? この辺、今後の課題。
静岡西部の旧国名“遠江”が浜名湖由来だとはじめて知った今回の旅なのでした(笑) 滋賀の近江が琵琶湖を意味する“淡海”から来たのは知っていましたが、まだまだ知らないことだらけですね。…という事は駿河は天竜川とか大井川とか、その辺が絡んでるのかな?
by scluge
| 2006-11-05 05:26
| 史研メモ