2008年 03月 27日
ハイエナジーではなく |
分かる人にだけ分かるネタ(笑) まぁ、アレはメガネの大阪人にしか見えないようで?

というわけで、かなでさん支援です。
元々は早坂様の3月10日の 『FORTUNE ARTERIAL sideshortstory「午後の日差し」』を元にして描いていたのですが、指摘されて気がつきました。
『ネコ耳のとき(陽菜がそう見えたとき)、かなでさん寝てるじゃん!!?』
そんな失敗交じりの絵ですが、早坂様にはかわいいと言って頂いたので、掲載させていただきます。縞々が描けて楽しかったので良しとしましょう(笑)

通常モードと、

ネコ耳装備版(笑)
さて、尻尾はどこから生えているのか…って、陽菜の幻視のはずですよねー。
というわけで、皆さん。移植版でネコ耳かなでさんが登場するためにも、かなでさんに一票を入れるのですよー!!(違)
○
私信>早坂様
美咲彩の絵はお気になさらずに(^^;
むしろ、ブタベが踊らされているような。
昨日の絵は、なんとなく、桜が咲いた後、二人、もしくはみんなで花見をしているシーン(レジャーシートに座ってる?)のつもりで描いてました。
お話にするとこんな感じでしょうか。昨日のエントリーの早坂様のお話の、後日談みたいな形です。
【Canvas AfterShortStory 『桜の中で』】
「あ、先輩、お帰りなさいです♪」
花見の場所取りから抜けて、缶ジュースを買ってきた俺を、笑顔の彩が振り返って迎えてくれる。
「人がいっぱいいて、戻ってくるの、大変だったんじゃないですか?」
あの日、『咲かずの桜』をスケッチした公園は、今は満開の桜と花見の客でいっぱいだった。
「ん…まぁ、寂しい花見よりいいだろ」
「そうですねー」
「それより悪いな。場所取りにつき合わせちまって」
「えへへ、大丈夫です。先輩と二人でいられるなら、どんなことでも大歓迎ですよ♪」
花見の企画をした恋が本来、こういうことをするべきだと思うのだが…
『お願いね、“お兄ちゃん”♪』
ここぞとばかりに、普段使わない呼び名を使う恋。
そして、俺はあっけなくその義妹の思い通りに動いてしまっていた。
“お兄ちゃん”の効果はともかく…俺って甘いなぁ…。
「まぁ、やかましいのが来る前に桜を見られるのはいいか」
「はい、その通りです!」
「………っ」
彩の元気な笑顔とは裏腹に、俺は固まっていた。
まだ立ったままの俺と、女の子座りしている彩。その笑顔の先にあったのは…
「…どうしたんです、先輩?」
いつまでも動こうとしない俺を見て、不思議そうに彩が首をひねる。
だから、そう体を動かすから…
「一体どこを見て……って、えええ゛っ!!?」
俺の視線の先を確認して、あわてて右手でスカートを押さえ込む。
俺がいない間にくつろいでいたのか、単に気づいてなかったのか、スカートの裾がフトモモの付け根まで上がってしまっていたのだ。
そして、俺は上から、最近妙に肉付きがよくなった(ように見える)彩の黒ストッキングに包まれたフトモモを、ばっちり見てしまったということで。
「わ、悪い。つい…」
首筋まで真っ赤にしてうつむいている彩に謝る。
顔を背けられてしまっているので、見えるのは髪を二つに結った白い大きなリボンと背中だけ。
「………」
「…………」
数秒の沈黙。
やっぱり怒ったか? 赦してくれるかどうかは分からないが、とりあえずもっと謝ってみる。
「悪気はなかったんだ。ただ…」
どんどん彩が可愛くなっていくから…
そう言おうとした俺の声は、振り返った彩の真っ赤な笑顔にさえぎられてしまう。
「もう…いいですから…」
困ったような、恥ずかしいような…そんな色々な表情の混じった笑顔。
「彩?」
「せ、先輩だって、男の人なんですから、見ちゃいますよね?」
「え? …いや、その…?」
「……もっと、見ていいですよ?」
「って、彩さん?」
な、なんかとんでもないことを言い始めた。
「見てもいいですけど…」
そういって、今度はいつもの笑顔でウィンクをして、

「周りに人がいない、先輩と二人っきりのときにしてくださいねっ☆」
それからしばらくして…
「あーーーっ、大輔っ!! あたしのとっておいたダシ巻き食べるんじゃないわよっ!!」
俺の向かいに座っていた恋が、怒鳴りながら箸ごと俺を指差す。
「お前…行儀悪いぞ」
「恋ちゃん♪ お料理は他にもいっぱい作ってありますから」
「藍ちゃんって、お料理上手だよね~」
「うふふ、橘先輩のお芋も美味しいですわ♪」
「それは教えてくれた篠宮先生のおかげだよ~」
「橘さんって、いいお嫁さんになりそうね♪」
「はうぅ…篠宮先生、恥ずかしいです…」
「先生先生、あたしの作った玉子焼きはっ!?」
「桜塚さんのもとっても美味しいわよ♪」
「ありがとうございますっ。ほら見なさい、大輔。先生だって美味しいって言ってくれてるわ」
「…はいはい……」
「はい、先輩っ。あ~ん…」
(ぱくっ)
「だーっ、いちゃついてんじゃないわよっ!!」
「あのなぁ、恋。んなこと言ったって…」
「みんなでお花見来てまで、カップルでいちゃつかれたら、周りに迷惑でしょーがっ」
「う~ん…私は彩ちゃん、好きだからいいよ?」
「私も橘さんと同じよ。麻生君とお似合いのカップルだわ♪」
「悠姉さん…聞いてて恥ずかしいんだけど」
「うふふ、お兄様、お顔が真っ赤ですわ(はぁと)」
「恋ちゃん…やっぱり私と場所変わる?」
「あ、彩…いや、別にそういうことじゃなくてね」
「美咲さん、恋ちゃんはお兄様が取られちゃったのがほんのちょっぴり悔しいだけですから、大丈夫ですわ♪」
「藍っ、余計なこと言わないでっ」
「にぎやかで楽しいですね、先輩♪」
「にぎやかって言うか、“やかましい”だろこれは…特に一人が」
「大輔っ、何か言った!!?」
「ナニモイッテマセン」
「キーーーっ!! 台本棒読みなのがむかちゅく~~~っ」
「「「「あはははっ!!」」」」
騒がしいまま、花見の時間が過ぎていく。
俺の隣には笑顔の彩。
季節は春、真っ盛り。
満開の桜の中で、俺は幸せをかみ締めていた。
絵を描くことを一度捨ててしまった俺。
それはまるで、あの桜のようで…自分で決めたはずなのに、なぜか寂しかった。
だけど、今は違う。
彩のおかげで、絵を取り戻せた。彩がいてくれるから、筆をとれる。
自分が『何を描きたかったのか』、思い出せたから…
いつか、あの桜の樹に、花を咲かせる人が現れるだろう。
そして、その人もきっと…
絵描きとしての単なる予感。それなのに、妙な確信があった。
その人はきっと、たくさんの人を笑顔にできるんじゃないか…と。
悠姉さんの喋り方を忘れてしまっていることに愕然としつつ書いてます。が、まぁ…今回は彩がメインなので許してください。微妙に恋がメインっぽいですが(^^; 恋も大好きなんで~(Canvasでは一番描いてますしね)。
今日、食料調達に岐阜市の芥見まで行ってきましたが、市内の桜も3部咲きくらいになりはじめましたね。さて、今年はどうしよう…時間があれば、南禅寺にでも行ってみたいけど…来週の休み次第かなぁ。
○
コメント・メール、色々な返信はもう一日だけ待ってください(滝汗) 明日まで、店長出張不在なんで、どうにも時間が…。

というわけで、かなでさん支援です。
元々は早坂様の3月10日の 『FORTUNE ARTERIAL sideshortstory「午後の日差し」』を元にして描いていたのですが、指摘されて気がつきました。
『ネコ耳のとき(陽菜がそう見えたとき)、かなでさん寝てるじゃん!!?』
そんな失敗交じりの絵ですが、早坂様にはかわいいと言って頂いたので、掲載させていただきます。縞々が描けて楽しかったので良しとしましょう(笑)


さて、尻尾はどこから生えているのか…って、陽菜の幻視のはずですよねー。
というわけで、皆さん。移植版でネコ耳かなでさんが登場するためにも、かなでさんに一票を入れるのですよー!!(違)
○
私信>早坂様
美咲彩の絵はお気になさらずに(^^;
むしろ、ブタベが踊らされているような。
昨日の絵は、なんとなく、桜が咲いた後、二人、もしくはみんなで花見をしているシーン(レジャーシートに座ってる?)のつもりで描いてました。
お話にするとこんな感じでしょうか。昨日のエントリーの早坂様のお話の、後日談みたいな形です。
【Canvas AfterShortStory 『桜の中で』】
「あ、先輩、お帰りなさいです♪」
花見の場所取りから抜けて、缶ジュースを買ってきた俺を、笑顔の彩が振り返って迎えてくれる。
「人がいっぱいいて、戻ってくるの、大変だったんじゃないですか?」
あの日、『咲かずの桜』をスケッチした公園は、今は満開の桜と花見の客でいっぱいだった。
「ん…まぁ、寂しい花見よりいいだろ」
「そうですねー」
「それより悪いな。場所取りにつき合わせちまって」
「えへへ、大丈夫です。先輩と二人でいられるなら、どんなことでも大歓迎ですよ♪」
花見の企画をした恋が本来、こういうことをするべきだと思うのだが…
『お願いね、“お兄ちゃん”♪』
ここぞとばかりに、普段使わない呼び名を使う恋。
そして、俺はあっけなくその義妹の思い通りに動いてしまっていた。
“お兄ちゃん”の効果はともかく…俺って甘いなぁ…。
「まぁ、やかましいのが来る前に桜を見られるのはいいか」
「はい、その通りです!」
「………っ」
彩の元気な笑顔とは裏腹に、俺は固まっていた。
まだ立ったままの俺と、女の子座りしている彩。その笑顔の先にあったのは…
「…どうしたんです、先輩?」
いつまでも動こうとしない俺を見て、不思議そうに彩が首をひねる。
だから、そう体を動かすから…
「一体どこを見て……って、えええ゛っ!!?」
俺の視線の先を確認して、あわてて右手でスカートを押さえ込む。
俺がいない間にくつろいでいたのか、単に気づいてなかったのか、スカートの裾がフトモモの付け根まで上がってしまっていたのだ。
そして、俺は上から、最近妙に肉付きがよくなった(ように見える)彩の黒ストッキングに包まれたフトモモを、ばっちり見てしまったということで。
「わ、悪い。つい…」
首筋まで真っ赤にしてうつむいている彩に謝る。
顔を背けられてしまっているので、見えるのは髪を二つに結った白い大きなリボンと背中だけ。
「………」
「…………」
数秒の沈黙。
やっぱり怒ったか? 赦してくれるかどうかは分からないが、とりあえずもっと謝ってみる。
「悪気はなかったんだ。ただ…」
どんどん彩が可愛くなっていくから…
そう言おうとした俺の声は、振り返った彩の真っ赤な笑顔にさえぎられてしまう。
「もう…いいですから…」
困ったような、恥ずかしいような…そんな色々な表情の混じった笑顔。
「彩?」
「せ、先輩だって、男の人なんですから、見ちゃいますよね?」
「え? …いや、その…?」
「……もっと、見ていいですよ?」
「って、彩さん?」
な、なんかとんでもないことを言い始めた。
「見てもいいですけど…」
そういって、今度はいつもの笑顔でウィンクをして、

「周りに人がいない、先輩と二人っきりのときにしてくださいねっ☆」
それからしばらくして…
「あーーーっ、大輔っ!! あたしのとっておいたダシ巻き食べるんじゃないわよっ!!」
俺の向かいに座っていた恋が、怒鳴りながら箸ごと俺を指差す。
「お前…行儀悪いぞ」
「恋ちゃん♪ お料理は他にもいっぱい作ってありますから」
「藍ちゃんって、お料理上手だよね~」
「うふふ、橘先輩のお芋も美味しいですわ♪」
「それは教えてくれた篠宮先生のおかげだよ~」
「橘さんって、いいお嫁さんになりそうね♪」
「はうぅ…篠宮先生、恥ずかしいです…」
「先生先生、あたしの作った玉子焼きはっ!?」
「桜塚さんのもとっても美味しいわよ♪」
「ありがとうございますっ。ほら見なさい、大輔。先生だって美味しいって言ってくれてるわ」
「…はいはい……」
「はい、先輩っ。あ~ん…」
(ぱくっ)
「だーっ、いちゃついてんじゃないわよっ!!」
「あのなぁ、恋。んなこと言ったって…」
「みんなでお花見来てまで、カップルでいちゃつかれたら、周りに迷惑でしょーがっ」
「う~ん…私は彩ちゃん、好きだからいいよ?」
「私も橘さんと同じよ。麻生君とお似合いのカップルだわ♪」
「悠姉さん…聞いてて恥ずかしいんだけど」
「うふふ、お兄様、お顔が真っ赤ですわ(はぁと)」
「恋ちゃん…やっぱり私と場所変わる?」
「あ、彩…いや、別にそういうことじゃなくてね」
「美咲さん、恋ちゃんはお兄様が取られちゃったのがほんのちょっぴり悔しいだけですから、大丈夫ですわ♪」
「藍っ、余計なこと言わないでっ」
「にぎやかで楽しいですね、先輩♪」
「にぎやかって言うか、“やかましい”だろこれは…特に一人が」
「大輔っ、何か言った!!?」
「ナニモイッテマセン」
「キーーーっ!! 台本棒読みなのがむかちゅく~~~っ」
「「「「あはははっ!!」」」」
騒がしいまま、花見の時間が過ぎていく。
俺の隣には笑顔の彩。
季節は春、真っ盛り。
満開の桜の中で、俺は幸せをかみ締めていた。
絵を描くことを一度捨ててしまった俺。
それはまるで、あの桜のようで…自分で決めたはずなのに、なぜか寂しかった。
だけど、今は違う。
彩のおかげで、絵を取り戻せた。彩がいてくれるから、筆をとれる。
自分が『何を描きたかったのか』、思い出せたから…
いつか、あの桜の樹に、花を咲かせる人が現れるだろう。
そして、その人もきっと…
絵描きとしての単なる予感。それなのに、妙な確信があった。
その人はきっと、たくさんの人を笑顔にできるんじゃないか…と。
悠姉さんの喋り方を忘れてしまっていることに愕然としつつ書いてます。が、まぁ…今回は彩がメインなので許してください。微妙に恋がメインっぽいですが(^^; 恋も大好きなんで~(Canvasでは一番描いてますしね)。
今日、食料調達に岐阜市の芥見まで行ってきましたが、市内の桜も3部咲きくらいになりはじめましたね。さて、今年はどうしよう…時間があれば、南禅寺にでも行ってみたいけど…来週の休み次第かなぁ。
○
コメント・メール、色々な返信はもう一日だけ待ってください(滝汗) 明日まで、店長出張不在なんで、どうにも時間が…。
by scluge
| 2008-03-27 23:46
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