柳の風まかせ

春風とサッカーボール

今日は勤務予定の変更で昼勤務だけだったので、夕方に寮の近くの公園まで出向いて少し体を動かしてきました。

さすがに３ヶ月ぶりのまともな運動になると、体がギシギシ言いますね（＾＾；　さび付いたギアにＣＲＣを指しているようなものなので、ゆっくりとほぐしつつ、のんびりマラソンと３０メートルダッシュを３０本。腰の動かし方は忘れてないけど、太ももが付いてこないのがきつい（汗）　いい加減、体調も精神的状態も良くなってきたので、そろそろちゃんと走ろうかなぁ…。

この公園はボール遊びが禁止なので、軽くリフティングだけして終了。…ひざの使い方忘れてるし（涙）　どんどん鈍っていく肉体はともかく、春風の中で体を動かすのはやっぱり楽しいですね。真冬だとさすがにこうはいかないです。

○

その後、少し足を延ばしてロックシティの本屋で銀狼様に教えていただいたKanonのコミカライズ『ホントの思いは笑顔の向こう側に』（１）（２）を購入。１巻丸まる名雪シナリオとはまた贅沢な…。

名雪シナリオは大好きだけど、名雪の視点で考えたことは無かったので、すごく新鮮です。最初の『雪、積もってるよ』の裏側では名雪はこんなに色々なことを考えてたんですねぇ…。一番大好きな目覚まし時計の祐一のせりふのシーンはないけれど（あれはノベルゲーだからこそ、という感じもしますね）、やっぱり良いなぁ、名雪は（＾＾）　

百花屋で赤面するシーンなんて、もう可愛過ぎ！！

番外編。佐祐理さん…すごすぎ（笑）　こういうことをサラッとやってしまう人でしたねー。

○

『さくらシュトラッセ』ルゥリィ・エンドでようやく終了。う～ん…人気が出るのは分かるけど、フェレースシナリオ（『Ｓｕｌｔａｎ』）みたいな展開をつい期待してしまうせいか（ルゥリィに死んでほしいわけではないです）、どうにもブタベの中での評価は微妙。これは『ぱれっと』さんの考え方のほうなのかな？　ブタベがフェレースにこだわるのは、ＮＹＡＯＮ先生の動物系少女をみると、どうしても翡翠様のＡＳ『Hello』が頭に浮かんでしまうからなのですが…うむむ。

個人的にはあのまま、『魔女の宅急便』のジジみたいになっててほしかったんですが、それを言うのはワガママかも。

ちなみに絵は描いたんですが、あまりにも上手くいかなかったので捨てました。やっぱり前髪リボンは難しいです。

○

Ｆ１開幕。オーストラリアグランプリ・アルバートパーク。寮に帰ったのが４時半ごろで、もう周回は３分の２を回った辺り。いきなりサバイバルゲームになっててビビリました。秋口の熱暑のサーキットとは言え…三回のセーフティ・カー、完走が７～９台（２台は規則により完走扱い）…。ある意味、マクラーレンのマシンの安定度ばかりが強調されたレースだったかも。

一番燃えたのはアロンソとコバライネンのバトルかな～。抜かれたと思ったらストレートで抜き返すアロンソの意地がかっこよすぎ！　後からオンボード映像出ましたが、怖いですねぇ…平均時速１７０キロくらいのはずですが、それに耐えるドライバーって、本当に選ばれた人たちですよね。

デビュー戦の中嶋ジュニアが（記録的には）６位。すごいですよね。あのレースの中で、じっと我慢して走り続けるタフさがこれからも見られることを期待。スーパーアグリはまぁ…グリッドについた事をよしとするべきなのかなぁ。

色々レギュレーションも変わって、波乱を起こしそうな今シーズンですが、なんとなくハミルトンが独走してしまいそうな感じもあったＧＰ。次のマレーシアがどうなるか、楽しみです。

Ｆ１マシンのエンジンの咆哮を聞くとゾクゾクするのは高校生の頃から変わらないです。また面白そうな一年が始まりました。

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ちょっとだけ私信。

朝霧様＞
＞「朝～朝だよ～」からはじまる目覚まし
ブタベもほしいですね～。当初はそうでもなかったのに、マリ姉の声を聞いたとたん、狂いました（笑）

早坂様＞
＞どう説得すればこの姿を見るフラグがたてれるのか
ifなら簡単ですよ～（えー
if@カレンなんて書きません？（と、例によって無責任なことをいう奴）
カレンさんルートは構築するのが難しいですよねぇ…。障壁が多すぎ（笑）

＞そう言う魂胆があったのか
いやいやいや、無いですから、そんなもの！！？（笑）
白ハイソについてはまたの機会に～。さすがにまだ構図が思いつかんです（＾＾；

雑記さいと FiRSTRoNさん、ふぉーびぃでゅんふるーつほーむぺーじさん、補足ありがとうございます。例によっていつもながら反応が遅くて申し訳ありません（汗）

TMくん様＞
＞これ基本
ということはセフィリア様も…げふんげふん。

『有名』であること

時間が全然取れないので、先日読んだ日経新聞の記事から。

１２月５日付、３９面松井秀樹のコラムです。

「大げさかもしれませんが、野球によって、たとえばいじめがなくなったりだとか、社会までよくなるというか、それぐらいの影響力を持てたら何も言うことは無い。社会全体を変えるなんてとても無理だけれど、少しでも影響を与えられたら。それが一番の夢といえば夢なのかもしれない。」

いじめ問題には心が痛む…という話から。

たぶん、アメリカにいる日本人の中で日本でもアメリカでもトップクラスに知られている人の一人がこの人だと思います。

その人が何かすることで、何かが変わるかもしれないけれど、どんなに有名でも、どんなに野球ができても、その人ができることは限られていて、其の中で『人間』という社会の中で生きているナマモノはもがき苦しんでいるわけで…やっぱり松井にもこんな（ある意味）普通の悩みがあるんだなぁ、と思ったわけです。

今のところ、松井秀樹はワールドチャンピオンにならないまま、今年も年を越します。メジャーリーグの構造改革の結果、半数のチームがプレーオフ、そしてワールドシリーズに近づいた結果、逆に彼のいるチームはワールドシリーズにも出られない。弱いわけでもなく、トーリの問題でもなく。

思い通りに行かないのが野球、と言ってしまえばそれだけなのですが。


昨日らぶドルの最終回『はじまりですか？』を見て、アイドルって何なんだろう、と思いつつ読んだのがこの記事なのでした。彼女たちが有名に、メジャーになったその先にあるものって何なのでしょうね。アニメは１クールで終わってしまいましたが、もっと先も見てみたいなぁ、と思いつつ。特に野々宮舞がっ（笑）　やかましいちびっ子は大好きです＜マテ

今度は何をする、ＳＨＩＮＪＯ！？

『新庄、「国の許可次第」　球宴でパフォーマンス予告』　（朝日新聞）
『新庄　球宴仰天演出は「国次第」 』　（スポニチ）

「（あとは）死ぬぐらいしかない。怒られてもいい。ダメならちょっと笑えるヤツを考えます」

…って…いったい何をやらかす気なのやら。初戦が神宮だから、サッカー日本代表のユニフォームを着てくるという大技をかましてくれるか（時期外れだけど）、マウンドで切腹するとか（三島由紀夫かい）。国の許可、って言うのがなんとも…。

それにしても、新庄のキャラクターって完全にブランドになってますよね。
何をやってもファンは笑って許してくれる、むしろそれを期待されている、そして本人もバッチリ応えてしまう。
だけど、それはあくまで新庄のパフォーマンスが観客を楽しませることが土台にあるから、何でしょうね。彼の持っているイメージが観客にこれだけもてはやされるのは、逆に言えばプロ野球はそれをしてこなかったということの裏返しになるのかな、と。

古田監督も「代打、オレ」をやってくれましたし、球宴が楽しみになってきました。

『魂のフルスイング』 長嶋茂雄フィギュア

『長嶋茂雄「背番号３の記憶　～魂のフルスイング～」フィギュア』　（楽天市場）

すげー、ほしいです。というか、買ったら父親に奪われそうですが（＾＾；

ブタベは監督としての長嶋さんしか知らないので、現役時代に関しては父親から延々と語られたことでほとんどイメージが固まってしまっています。団塊世代の野球ファンのほとんどがそうなのかもしれませんが、父親が長嶋のプレーを語るときって、ほとんど神聖なもののようになってるんですよね。

一度でいいから、一試合丸々の映像を見てみたいものです。映像というとどうしても天覧試合とかばかりになってしまいますし。

それにしても、価格 31,500円 というだけあって、造りが精巧ですねー。ぜひ、ランディ・バーストか中畑清さんとかでも作ってほしいものです。金森選手のデッドボールシーンとかあったら面白いのですが（爆）

他にも…塩崎投手とか赤星選手とか、斉藤（雅）・桑田・槙原の三本柱セットとかあったら良いなぁ…。勝手なベストナインを並べて悦に浸りたい。

インターリーグ 巨人対西武

昨晩、ＮＨＫで放送されていたプロ野球中継（録画分）を鑑賞中…仕事しながらですが（＾＾：

『清水　エラー帳消し、サヨナラ弾！ 　【巨人４ｘ―３西武】』

結果自体はネットですでに分かっているのですが、それでも楽しめるのがプロ野球。工藤投手ののプロらしいピッチング、和田の２度の好返球、李の２発、そして清水のサヨナラホームラン。引き締まったシーソーゲームは見ていて楽しいですね♪

８回表の清水のエラーは…どうなんだろう。目測を誤ったのは分かりますが、完全にバンザイ状態で、グラブに収まったのをポロリと落とす…プロの外野手としては首を傾げたくなるプレイです。

交流戦は普段のペナンとレースよりも緊張感のある良い試合が続いているので、これはうまく定着しそうですね。一番面白いのは、やっぱり別リーグのチームとの対戦で、それぞれのリーグの順位が変動していく所。巨人と阪神の首位争いは直接対決がないだけに、スリリングです♪

ＮＨＫでのプロ野球中継を録画してしまうのは、もはや癖になってしまった模様。余計なＣＭがないし（タバコだの、車だの、アルコールだのといったのが五月蝿すぎる…子供だって観てるのに）、何より解説者がまともなのが良いですね。昔で言えば星野さん、今なら大野さんの解説がいつも楽しみです。

さて、本日４日は上原の復活…？　この人が故障してから巨人がおかしくなりだしたような感もありますが、彼の選手の復帰でどうなっていくのか楽しみですね。残念ながら、上原対松坂、とはいきませんでしたが…ぐむぅ。

リンク先の記事で、巨人の滝鼻氏が「（交流戦は）長すぎるね。前期と後期の２つに分割すべき。あと全体の試合数も少なく」とのたまってますね。正直、個人的には長いとは思わないのですが。要は中身次第。だらけた試合が続けば、セントラルの試合であろうがなかろうがつまらない、それだけです。無責任な批判になりますが、オーナーの立場、分かってるんでしょうかね。『すべては歓声のために』、ですよ？

パ・リーグ第５節終了 セは第３節終了

「すべては歓声のために」

何が本当に大事なのか、問い直した今季。序盤戦はなかなか盛り上がっています。

４月９日 ロッテ６－４楽天＞◇千葉マリンスタジアム

ＮＨＫでほぼ最初から最後まで生中継してたので、出勤時間までのんびりと見てました。両チーム、色々な意味でそれぞれ苦しんでます。が、プロ選手の本気のプレーはやっぱり見ていて楽しいですね。この間までセンバツを見ていたせいでしょうか。

今日の試合のポイントはやはり楽天先発朝井の投球（ヒーローインタビューはロッテのバーン投手です）。６回ノーアウト１・２塁まで１４０球以上投げた熱投だったのですが（前の５回までは３失点・６回裏で２失点）、いかんせん被安打&与四死球が多すぎました。ストライクから急激にボールに逃げていく、縦に曲がるカーブや西岡がランナーに出たときの熱い駆け引き…すごくいいものをもっていると思うのです。だけどランナーをすべてのイニングで得点圏に進めてしまってはどうしようもなく。デッドボールや四球でランナーを出して、進塁打で送られてヒットで返される。見ていてかなり歯がゆいものがありました。捕手カツノリはすご～く頑張ってたんですけどねー。

とりあえず、野村監督は朝井の課題として精神面での克服を挙げているので、やはりボール先行&球数多すぎな状況をどうにかするしかないのでしょう。ＰＬ学園出身ということで、オーソドックスな右投げのオーバーハンドは見ていて気持ちいいです。次の登板にも期待。

肝心の楽天打線はバーンに３失点を食わせるも、安打は１。…それじゃあいくらなんでも…。お互い四球の多い試合だったので、攻撃自体には見ごたえがあったのですが（観客は楽しんだでしょう）、草野球のような残塁の多さはまずいです。無駄に守備の時間が長いせいか、攻撃のリズムがちぐはぐ。各球団、対戦が一巡してロッテが今の順位にいるのには色々理由があると思うのですが、攻撃のリズムが去年と若干違うと感じたのが今回の放送。やっぱり李の抜けた穴でしょうか。

ホークスもやや苦しんでいますが…ＷＢＣの影響があるのか無いのか。今秋にでも、両リーグの連盟は事後検証の報告書公開を期待。はっきりさせていかないと、肝心のペナント・レースに毎回悪い影響が出てしまいます。（米国中心の）興行も必要ですが、一番大事なのは選手たちの身体ですから。


セントラルは開幕して１週間。金本選手（阪神）の記録達成&更新が一番のニュースですね。いつか記録は止まるものだけれど、あの人がどこまで伸ばしていくのかとても楽しみ。

次に目立っているのは去年低迷していた巨人軍の復調。補強した李や豊田のおかげでしっかりしたチームになって、攻撃にも守備にも（本来の）巨人らしい厚みが出てきました。加えて、江藤や清原がいたせいでどうしても目立たなかった若手中堅選手にも出番が増えていいプレーを見せています。こういうチームは強いですよね。このまま視聴率も上がって野球人気復活につながってくれれば何より、です（今はＷＢＣのバブルでしょうし）。

そういえば、各球団それぞれルーキーや若手が頑張っていますね。特に西武の捕手・炭谷選手。高卒であれほどのプレーをされると、今後どうなってしまうのか楽しみです。


さて、最初の連盟スローガン。言葉そのものはすごく好きなのですが、本音を言えば、いまさらな話。今シーズンが終わったときに振り返ってみてどうだったのか、じっくり見ていきたいなと思うのです。やっぱり野球が一番好きですからね♪

プロ野球を好きということ、ある球団を好きということ

ＷＢＣが騒がれていたせいか、どうしても影が薄くなってしまっていたオープン戦にもようやく日が当たります。去年のルーキー、２年目のジンクスはどうなるか。新監督を向かえたチームの行方は。一番声の出ている球団は。興味は尽かず。

で、今回はお題のこと。
異動のたびに色々な人と知り合って、話をすることになるのですが、プロ野球は話のタネとしては比較的使いやすいものです。女性の３割、男性なら６割はそれなりに興味があって、話に乗ってくれます。ただ、いつも引っかかるのはこの質問をされること。

『へー、どのチームのファンなん？』

基本的には阪神ファンなので、そう答えるのですが、その裏で『でも、俺はプロ野球とか、社会人とか、野球全部が好きなんだけどなー』と思っているのも事実。プロだけでも、１２球団全部が好きだし、日程の都合が付けば阪神が関わらない試合でも見に行くし、極端な話、どこのチームが優勝してもいい。ただ野球のいいプレーが見たいだけ。そんな感じの思いは、他人に話してもあまり理解されないようです。

もちろん、特定の球団のファンになって注目すれば、それなりに楽しめますし、大方の人がそうした観戦の仕方をしていると思います。ファンの存在あっての球団ですしね。

ただ、ひとつの球団に目が行ってしまうと、どうしても見えてこなくなってしまうものがあるのも事実だと思うのです。

分かりやすい話で言えば、巨人軍全盛時代のパ・リーグ。『人気のセ、実力のパ』と言われたように、日本シリーズの結果を見ても劣るわけでもないのに、パ・リーグのスタンドはガラガラ、紙面は隅っこ、プロ志望選手はみんな巨人、セ・リーグ。本来注目されるべき選手がどれだけ忘れ去られていったのかなぁ、と思うとちょっと残念です。直近の例で言えば交流戦で、ようやくパの選手が全国的に“初めて”知られたという事実。

ファンはファンであるがゆえに、特定の球団のことばかり考えてしまうものです。だけど、そうすると近鉄球団存亡問題の時のように、ただバファローズを残したい、とファンが叫ぶだけでプロ野球全体の未来をどうするかまったく議論にも上らない、ということになります。あれだけ騒いだのに、結局何か変わりましたか？　楽天球団ができてファンの騒ぎも収まってからは何も話が進んでないんです。この辺が、今回のテーマにも関わっているんじゃないかと思うのです。

おらが球団、というのもいいですが、野球は一チームでできるものではないですよね。


とは言え、やはり自分は阪神ファン。今年の檜山は、鳥谷は、そして安藤は。もうすぐ球春到来。ＷＢＣのように熱いプレーを観たいですね！

ワールド・ベースボール・クラシック ファイナル

『＜国別対抗野球＞王ジャパン世界一　１０－６でキューバ降す』

まずはおめでとうございます、王監督＆選手の皆様。アマチュア野球の王者、キューバを堂々破っての優勝は本当にすごいと思うのです。や、正直、あの赤いユニホームの「キューバン・ボーイズ」が好きな人間としては、少々悔しいのですが（ぉ）　だって、全員公務員なんですよ？　それなのにメジャーリーガーたくさん抱えたプエルトリコやドミニカを破ってきたんですよ？　応援したくなるじゃないですか（無茶言う）。

それはさておき、結果として１０対６の４点差で決着。双方の得点自体にちょっとびっくりしたのが本音です。予選リーグ含めてどちらも失点を少なくして勝つ野球なので、仕事先で結果だけを聞いたときは耳を疑いました。石川とらさんのイニング速報を見る限り、極端な守備のミスは無いようなので（６回裏くらいかな）、どちらも攻撃時の流れを逃さない打撃をしたのかなぁ、と思うのです。そのうちお休みの日にでも、のんびりＶＴＲを見ようかな。

ところで一塁塁審は例のあの人、Ｂ・デビットソン（Ｒ・Ｌの線審も別にいました）。この試合では誤審はなかったようですが（米国戦だけなのかな）…どこか日本の放送局が招待してくれないかなぁ（笑）　ぜひ、本人の意見を聞いてみたいところです。誤審で興味をひく野球、というのはちょっと違うような気がするのですが、それが今回のＷＢＣなのでしっかりと検証してほしいですね。

厄介な問題といえば、韓国のこと。正直、本当にチャンピオンの称号を得るべきなのは彼の国でしょう。帰国してからでもいいので、誰かが『韓国にも勝者として誇る権利が十分にある』と言ってくれれば、くすぶっているしこりも落ち着くのではないかと思うのです。次があるとしたら、今度こそ正当に王者としてたたえられる（今でもルール上は正当ですが）ＷＢＣであってほしいですね。

でも、今回のＷＢＣはイチローのこの一言に尽きるのでしょう。

たくさんの人に野球って素晴らしいんだと思ってもらえたらうれしい

今回の興行のおかげで、世界にいろいろな野球があるんだって知られたんじゃないかと思います。そして、出場した選手たちのプレーのすごさ。ライバル韓国の存在。野球、って本当に良いですよね♪

追記　さて今後は、ＷＢＣのペナントレースへの影響を日本球界はちゃんと検証してほしいですね。３月にやるべきか否か、選手への負担は、公式戦で使う球やルールについては…ファンと選手にしっかり説明しつつ、次回へつなげるのが大切だと思います。

WBC 墨米戦のあとで

【米国１－２メキシコ】　
昨日のエントリーでも書きましたが、深夜勤務明けると情報がいくつか増えていたので、もうひとつ。

『プライドずたずた　米国敗退』　（スポニチ）

米国の成績は、南アフリカとの試合（１７得点）を除く５試合のチーム打率は・２３８で計１６得点ということですが、長打力だけでは勝てない、という典型的なものになっていました。

ＮＯＭＯが、アメリカにわたった頃から、米国そのものがマグワイアやソーサのようなパワーヒッター重視になっていた記憶があります。それは今でも同じで、韓国や日本のような、スモールベースボールを根本にしている相手にぶつかると、メジャーの一流選手の集まったチームでも勝てなくなってしまったと思うのです。イチロー選手も渡米して５年近くたちましたが、彼のプレイスタイル（スモールベースボール重視）がいまだに『特異なもの』として捉えられていたことも、これを裏付けているような気がします。

日本も韓国に叩き潰されて、今の日本プロ野球を反省する機会になりましたが、それはアメリカにとっても同様ですね。北米大陸、という限られた世界の中で“ワールド・チャンピオン”を決めていたアメリカが、自分たち以外の“野球”を知って、これからどう変わっていくのか。

かつて、読売巨人軍が創設されて以来、先進的な米国野球を輸入し、川上監督のような先達がそれを作り変えて発展してきたアジア野球の七十年。今度はアメリカが、それを行っていく番なのでしょうか。米国の試合が衛星中継で見られるようになった時代、もう一度新鮮でわくわくさせてくれるメジャーの試合を見せていただきたいものです。それができるのがアメリカだと、個人的には信じているのですが。

『デービッドソン審判　またも誤審！』　（スポニチ）

次の日韓戦でこの人がダイヤモンドに立っていたら、両チームで試合放棄するべきじゃないかと、勝手に思ってしまうのです。あまりにもタチが悪い…よく審判として認知されているものです。ボールに付着しているペンキを見せ付けられても、ポールに当たってないと言い張るのは子どもと変わりません。ＷＢＣ決勝まであと三試合。さて、どうなるか。

『奇跡起きた！三たび韓国と対戦』　（スポニチ）

「もっと失点していればチャンスはなかった。とにかくみんなが頑張った結果、２対１でメキシコが勝った。胸を張っていこう。全力でやろう」という王監督の言葉がいいですね。少ない得点を最小失点で守り抜く日本野球。その実力の結果、準決勝進出なのですから。

「Ｙｏｕｒ　ｐｅｒｓｐｅｃｔｉｖｅ　ｗｉｌｌ　ｓｈｉｆｔ（あなたの未来は良い方向へと変わる）」

決戦は明日。これが最後の試合になるかどうか、注目なのです。

WBC 野球の神様は気まぐれなのか

『＜国別対抗野球＞日本が準決勝進出　メキシコが米国破る』　（毎日新聞）

墨米戦の詳細はTRAs Sports Newsのアナハイム・レポート６で見られます。

それにしても…昨日の日本時間午後３時、日本が負けた時点で誰が準決勝に進出できると考えたでしょうか。先日の誤審判定もびっくりですが、むしろ今回のほうがびっくりです。どうやら野球の神様は、まだ日本チームに試合をさせたいらしいです。スタジアムには魔物が棲むとはいいますが、こうした神様がいるのもまたスタジアム。なかなか粋なことをしてくれます。

アメリカは、WBCで利益を見込んでいたのでしょうけど、誤審含め野球発祥の地の権威を失墜させる結果になったことを、重く考えるべきかと。野球の神様は甘くないということでしょうね。根本的に、メジャーリーガーを出させるなら、審判もメジャーにするべきなのに、それができなかったことに運営側の問題があるようですが。サッカーならこういうことは絶対にないと思うのです。

さて、日本の次の相手はまたしても韓国。今度はこっちが死に物狂いになる番。試合間隔も含めて完全に互角の土俵での勝負です。三度目の正直なるか、二度あることは三度あるのか。WBC…予想外に楽しませてくれます。


個人的に一番予想外だったのはイチロー選手の本気度。韓国戦で負けが決まった瞬間、ベンチでイチローの吐いた『くそおっ！！』（セリフは推定ですが）という言葉とあの顔。三月という時期が時期だけに、WBCに出てくる選手たちの本気度を低く見ていたのですが、このメジャーリーガーは本当に本気で戦っていたのです。WBCの始まる前にイチローの言った『世界一』。どうやらその道はギリギリのところでつながっていた模様。もう一度、熱い戦いを見せてもらいたいですね。